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労働対価の妥当性

プロ家庭教師の交通事故裁判陳述書の書き方

 ここも重要です。交通事故裁判では客観的な事実が優先されるのですか、数字に対する意味づけや裏づけがあると、より信憑性が高くなるからです。また、数字の意味づけの理由も本人でなくては分からないことが多いため、陳述書で分かりやすく陳述することが大切です。

<陳述書原文>

 私の労働対価についてですが、当時私が取っていた対価は本来貰うべき対価より低いと考えております。業務の内容については前述の通りですが、それ以外の理由として以下のことがあげられます。

  • @私は、若い創業経営者であります。一概にいえませんが私のような立場の場合、雇われ経営者や年配の経営者とは考え方が異なります。創業経営者の場合、会社は自分の子どものような存在であり、自分の報酬を上げるよりも、会社にお金を残したいと考えるものです。
  • Aさらに私の場合、まだ当時32歳と若かったこともあり、会社のこれからの発展のために、自分の給与を取ることよりもできるだけ会社にお金を残し、将来への投資を行ってきたのです。
  • B現実的な問題としては、銀行借入をし易くするために、自分の報酬を抑え、会社の経常利益を増やす必要もありました。

 以上の点から、事故前年までの労働対価は低く抑えてきたと考えています。

 雇われ経営者の場合、自分の将来や老後のために給与を多く取ることも考えるかもしれませんが、自分の場合その必要も、その考えもなかったのです。
そのため、税理士の先生からももっと給与を高くしてください、と言われながらもある程度で抑えていたのです。

 また、私が普段お付き合いをさせていただいているのは、大学時代、総合商社時代、経営者の友人たちですが、大学時代の友人では東京海上日動保険の社員がおりますが、彼の年収は海外手当ても含め1500万円程度であり、また、私の総合商社時代の仲間も1800万程度です。経営者の仲間では私の報酬は決して高いほうではありません。

 このようなことから、保険会社側が提示している労働対価の30万円というのはあまりにもひどい話で自分としては驚いています。