プロ家庭教師の交通事故裁判陳述書の書き方 > ケガの状況 > 後遺障害

後遺障害

プロ家庭教師の交通事故裁判陳述書の書き方

 「症状固定」をする際、大切なのは「後遺症」ということを認めてもらい、「後遺障害等級の認定」を受けることである。後遺障害等級の認定を受けている場合と、受けていない場合では慰謝料の金額はもちろん、その後の裁判の展開も変わってくるからである。

 後遺障害は、その内容により約140種類あり、程度や状況によって1級から14級に分けられる。また、後遺障害にも分かりやすい障害と分かりにくい障害があり、失明とか脚の切断などは誰の目に見ても明らかなので、その事実があれば後遺障害に認定される。

 しかし、むち打ち症は分かりにくい障害の代表であるので、現実にはむち打ち症が後遺障害に認定されることは簡単ではない。

 それだけに、保険会社から症状固定の申し出があったときの対応は大切で、通院している担当医にはむち打ちの症状が改善していない状況を多少大袈裟にでも訴える必要があるといえる。むち打ちは、レントゲンにもMRIにも表れないので、本人以外には誰にも分からないのだ。だから、極端な話、本人が痛いといえば後遺障害であるし、大丈夫といえば後遺障害でないともいえるのである。

 誤解しないでいただきたいのは、嘘をつくことを勧めているのではないことである。しかし現実問題として、損害保険会社とのその後の示談交渉における大きなポイントの1つになる事項であるわけだから、正当な認定を受けるべきだということである。

 ちなみに私の場合は、後遺障害の第14級9号と認定された。

 以下がその認定理由である。

 腰部挫傷後の腰の痛みについては、医証上、症状を裏付ける有意な所見に乏しく、画像上も外傷性の所見は認められませんが、腰椎部に変性が認められ、本件事故受傷を契機に発症し、症状の将来にわたる残存は否定しがたいことから「局部に神経症状を残すもの」として第14級9号と判断します。